「物がものを呼ぶ」からの学び
今月もパステルアート会を開催いたしました。
2-4ヶ月のペースで作品の制作が着実に進んでいます。
今日は、「物、ものを呼ぶ」についてお話しします。
2024年9月7日-10月20日まで東京の出光美術館で、「物、ものを呼ぶー伴大納言絵巻から若冲までー」という展示会があります。
パステルアート会のメンバーからの紹介があり、若冲のリアルの作品を見たいのもあって、展示会に足を運びました。
展示は、仙厓、唐津を中心とした作品に伴大納言絵巻から若冲と、幅広く見ごたえのある作品でした。
「物、ものを呼ぶ」とは陶芸家の板谷波山先生が出光佐三さんに教えた言葉です。
出光佐三さんは、いい作品が集まらないという悩みを持っていました。
そこで、板谷波山先生は教えたことは
「5枚の皿が何らかの都合で別れることになったとしても、
残った1枚を愛し続けると、他の新しい4枚が集まる」
ということです。
美術品を集めるには、美術品を愛し続けることが大切ということです。
佐三さんは、仙厓や唐津焼きに惚れ込んでいたそうです。
そこから国宝級の作品が集まり、今回の展示会にいたったということです。
私は絵でも一つの作品、テーマをもち愛していると、自然にその作品を好きという人が現れると思います。
人を魅了する作品を描きたいなら、まず、自分の作品を好きになることが大事です。
自分に酔うことではないですが、多少うまくいかなかったとしても、頑張って描き切った作品と思うと、好きな気持ちが湧いてくるかもしれません。
物がものを呼び、人が人を呼ぶ精神を大切にしていきたいです。
なお、出光美術館はこちらになります。
瀬戸からちょっと遠いですが、東京に行くことがあれば、オススメの美術館の一つです。
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