挑戦て何?

2025年もスタート。本年もよろしくお願いします。



今年は6月にグループ展を開催する予定です。


開催に向けて、会のみなさまと共に制作を進めていけたらと思います。


今日は、「挑戦とは何?」というテーマについてお話ししたいと思います。


絵画を長く描いていると、知らず知らずのうちに「自分の描きやすい形」や「いつもの色の組み合わせ」に頼ってしまうことがあります。


それ自体は悪いことではありませんが、気づけば毎回似たような作品になってしまうことも。


それは、安心感がある反面、新しい発見や成長のチャンスを逃しているかもしれません。


だからこそ、意識的に新しいことに挑戦することが大切です。


これは、絵だけでなく、仕事や日常生活にも通じる考え方かもしれません。

過去のやり方をただ繰り返すのではなく、少しずつ工夫を加えていくことで、より良いものへと進化していくのではないでしょうか。


「いつもの描き方」から抜け出すために

では、どうすれば自分のパターンから抜け出し、新たな成長につなげることができるのでしょうか?いくつかの方法をご紹介します。


① 他のアーティストの作品を参考にする

自分の作品だけを見て描き続けると、どうしても表現が固まりがちです。

時には、他のアーティストの作品を観察し、その色使いや構図、タッチを研究してみましょう。

模写することで、自分にはなかった新しい表現方法を学ぶことができます。



② 実際に目の前のものを観察して描く

写真を見て描くことも多いと思いますが、実際に目の前の景色や物を観察して描いてみると、光の当たり方や微妙な色の変化に気づくことができます。

「こんな色が隠れていたんだ!」と、新しい発見につながることも。

写真を使う場合でも、多方向の写真を並べておくと良いです。


③ いつもと違う画材や技法を試してみる

パステルの使い方にもさまざまな方法があります。

例えば、指ではなくティッシュや綿棒でぼかしてみる、普段は使わない色をあえて選んでみる、紙の種類を変えてみるなど、小さな変化が大きな気づきにつながることがあります。


④ 子どものような自由な気持ちで描く

子どもたちが絵を描くとき、「正しく描こう」とは考えませんよね。

ただ、楽しく、自由に、思いつくままに描いています。私たち大人も、時にはその気持ちを思い出してみましょう。

「うまく描かなきゃ」という意識を手放すことで、今までにない新しい表現が生まれるかもしれません。


過去の自分を超えていく楽しさ

「前よりうまく描けるようになった!」と感じる瞬間は、とても嬉しいものです。

でも、それは決して「前と同じものを描く」ことで得られるものではありません。


新しいことに挑戦し、時には失敗しながらも、「今までできなかったことができるようになった」と感じる瞬間こそが、成長の証です。


これは、仕事や子育てにも共通することかもしれません。毎日同じことの繰り返しのように見えても、ちょっとした工夫やチャレンジを加えることで、少しずつでも変化し、進化していくことができるのです。


まとめ

「自分の模写」を続けていると、安心感はあるけれど成長は止まってしまいます。

少しずつでも、新しいことに挑戦することで、自分の世界が広がり、より魅力的な作品を生み出すことができるようになります。


「今日は何かひとつ、新しいことを試してみよう!そして、絵画を楽しむ」


そういう会を目指していきたいです。

本年もよろしくお願いします。

パステルアート会

2017年に設立。愛知県瀬戸市を中心に活動しているパステル画製作のサークルです。 講師の指導のもと、自由にパステル画の製作を行っております。 絵を描いたことがない方でも、気軽に参加できます。